【QLD21日】 ユネスコの世界遺産に登録されているQLD州ガリ(旧フレーザー島)で、女性2人が野生のディンゴと自撮りしたのは危険行為だとして、環境科学省(DES)は2,300ドルずつの罰金支払いを命じたことが分かった。
ガリを訪れた29歳と25歳の女性は、自撮りした画像をソーシャルメディアに投稿しており、そのうち一枚では、女性が子どもとみられるディンゴがくさむらで休んでいるところに自分も一緒に寝転んでいる姿をとらえていた。
QLD州公園・野生動物サービス(QPWS)のマイク・デベリー氏は、「ディンゴのような野生動物に接近したり、触れ合ったりすることは極めて危険な行為」だとし、母親のディンゴが近くにいれば噛みつかれていた可能性もあるとして、周囲にいなかったことはラッキーだったと述べた。
ガリでは今週初めにも、ジョギングをしていた女性が4頭のディンゴに襲われる事件が発生している。女性は海の中へ逃げ込んで助かったが、30回以上噛みつかれる大けがを負った。
野生のディンゴに遭遇した場合には、走って逃げようとするとディンゴに刺激を与え逆効果になるため、目線をディンゴと合わせたままゆっくり移動し、車や囲いなどの中に移動することが重要だ。
ソース:news.com.au-Two women fined $2300 each for dingo selfies on K’gari