【NSW22日】 NSW州警察は22日、シドニーのワトソンズ・ベイのザ・ギャップで20日にボートが岩場に激突した事故で、行方不明となっていた51歳の男性は死亡したとみられると発表した。この事故では、同じボートに乗っていた59歳の男性が遺体で発見されている。
NSW州のマクナルティー海域警視総監は事故の原因について、5メートルの高波によってボートが岩場に激突し、その際に乗っていた男性2人が海に投げ出されたとの見解を示した。さらに、「本来なら回避できたはずの不幸な事故だった」と話した。
マクナルティー警視総監によると全長7.8メートルのボートは空気注入式で、事故の直前に岩の断面に接近し過ぎていた可能性があるという。
事故発生後、ボタニー・ポート・ハッキングから海洋救助のボランティアチームのウエストパック・レスキュー・ヘリコプターやNSWサーフ・ライフセービング、警察の潜水士らが捜索に当たっていたが、「水温などの条件を考慮した場合、生存している可能性は昨日の時点で期限を迎えた」と説明した。
捜索は、サウスヘッドからケープ・ソランダーまでの9キロメートルで行われ、潜水士たちは海岸線から約1キロメートルの範囲を4メートルに及ぶ高波と強風の中で行った。
ソース:news.com.au-Missing man presumed dead following Sydney boat crash