【NSW22日】 米海軍が新造した沿海域戦闘艦「キャンベラ」が23日、就役した。これを記念し、シドニーの豪海軍基地で同日、式典が行われた。米軍艦艇が国外の港で公式に就役するのはこれが初めてとなる。キャンベラの母港は米国サンディエゴで、今後は豪軍からも乗組員が任務に加わる見通しだ。
キャンベラは、海軍の沿海域戦闘艦「インディペンデンス」級の規模で、WA州フリーマントルを拠点とする造船会社オースタル・リミテッドが設計した。
式典では、オーストラリア海軍のマーク・ハモンド中将が、「それぞれの海軍が第二次大戦の戦いで築き上げてきた強い絆が、キャンベラという名前に反映されている」と述べた。
一方、オーストラリアの沖合では、13カ国から約3万人が参加する合同軍事演習「タリスマン・セーバー」が21日から始まったことを受け、中国のスパイ艦がQLD州沖合に姿を現したもようだ。軍事演習は2週間にわたって行われる。
連邦政府のマールズ国防相は、中国のスパイ艦が軍事演習に合わせて情報収集を行うことは想定内で法に則ったものだとした上で、「われわれにとっては、自分たちの能力や許容範囲を確認し、他国や同盟諸国、特に米国と協力していけるようにすることが重要だ」と述べた。
ソース:news.com.au-First ever United States navy ship commissioned in Australian waters
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