一般

生活費上昇の影響はペットにも ネグレクト増加

【WA2日】   2022/23年度、WA州王立動物虐待防止協会(RSPCA)が保護した動物は11パーセント増加した。生活費上昇の影響がペットにも及び、ネグレクトが増えている。

昨年度、WA州RSPCAは平均で1日19匹相当の7,126匹の動物を保護した。必要な獣医ケアを受けさせなかった飼い主は前年比18パーセント増加。十分な食事や水分を与えなかったケースは1,507件で22パーセント増加した。さらに、動物が捨てられるケースも前年比32パーセント増の1,137件に上った。

RSPCAのベン・ケイブ責任者は「生活費の上昇に伴い、ペットの基本的ニーズが無視されていると懸念する」「獣医に診せなかったり食事を十分与えないのは、身体的虐待より軽いと感じるかもしれないが、数週間から数か月にわたるネグレクトだ」と述べた。ペットの飼い主らに対し、面倒がみられなければ早めに支援を求めるよう呼び掛ける。

“ビッグボーイ”と呼ばれた17歳の犬は瘦せすぎて歩くことができず、自身の糞の上に横たわってそれを食べていた。様々な病状を抱え、保護された後に最善策として安楽死された。飼い主の53歳の女性は罰金6,000ドルとともに、5年間ペットを飼うことが禁じられた。

ソース: news.com.au – Cost of living crisis causes spike in animal cruelty reports, RSPCA says

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら