【ACT2日】 オーストラリア国内の働く世帯は、生活費の上昇率が過去20年間で最高に達したことが、オーストラリア政府統計局(ASB)が2日に発表した報告書「Selected Living Coast Indexes」で明らかになった。
ABSによると、今年第2四半期の生活費上昇率は前期比1.5%となり、年間での上昇率は9.6%に跳ね上がった。
ABSのマルカール価格統計部長によると、働く世帯の生活費の年間上昇率は1999年以降で最大となっており、これらの世帯が住宅ローン金利の上昇による影響を最も強く受けていると指摘。さらに、「全ての世帯で生活費がCPI(消費者物価指数)を上回る上昇を示した」と述べた。
さらに、マイカール部長は、「保険、食料品、住宅の価格上昇がすべての世帯における生活費上昇を招いた」と説明した。食料価格は、テイクアウトの食品や青果物の値上がりを受けて、年間を通した価格が7~8%上昇している。
ソース:news.com.au-Working households dealt biggest annual cost of living rise since 1999