一般

テロ計画の被告 刑期32年に減刑認められず

【VIC3日】  VIC州控訴裁判所は3日、2016年のクリスマスの日にVIC州メルボルンCBDでテロ攻撃を実行しようとしたテロリスト、アーメッド・モハメド被告(30)に対し、32年の刑期を維持して減刑を認めない判決を言い渡した。

モハメド被告は、3人の共謀者と共にメルボルンCBDのフェデレーションスクエアで警官や市民を殺害しようとテロ攻撃を企てた罪と、その他のテロ攻撃の罪で2019年に38年の有罪判決を言い渡された。

モハメド被告は、刑務所内で自身が「脱過激化」を実現したと主張し、祖母が亡くなったことや自分の子どもの母親である女性が薬物使用で問題を抱えていることなどを理由に減刑を求め、昨年これが認められて刑期が32年に減刑された。

モハメド被告の弁護士であるダーモット・ダン氏は、先立って行われた公聴会で、被告が後悔を示しており、更生に向けて前向きに歩みを進めていると訴えたが、カリン・エマートン判事は法廷で、モハメド被告の刑期は同被告が犯した犯罪に“適当”と考えられ、科された刑期をこれ以上減らす理由は一つも見当たらないと説明した。同被告はこれに対し、反応は示さなかった。

 

ソース:news.com.au-Ahmed Mohamed: Terrorist’s bid for reduced sentence rejected despite ‘deradicalisation’

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら