【VIC3日】 格安航空ジェットスターのステファニー・タリーCEOは3日、メルボルンのラジオ局3AWに出演し、フライトの定刻通りの離発着とキャンセルを最小限に抑えることを約束するとした上で、「過去20年間の創業の中で、失望させてしまった全てのお客様に謝罪する」と述べた。
タリーCEOは、航空業界は新型コロナウイルスのパンデミックを背景に冬眠していたような状態だったとし、利用客を取り戻す必要があった上に飛行機部品のサプライチェーンの問題を抱えていたと説明。「期待に沿うため、これまでしてこなかった努力をする必要がある」と述べた。
政府の統計によると、6月のキャンセル率はジェットスターが3.7%でカンタス航空と同水準だった。ヴァージン・オーストラリアは4.2%、スカイトランスは3.6%、レックス・エアラインズは2.2%だった。
定刻通りの到着の割合は、ジェットスターが67.1%、ヴァージン・オーストラリアが65%、カンタスが70.7%、レックス・エアラインズが72.3%、スカイトランスが83%だった。一方、定刻通りの出発の割合は、ジェットスターが66.2%、ヴァージンが67.6%、カンタスが71.4%、レックス・エアラインズが75.6%、スカイトランスが80.5%となった。
タリーCEOは、新型コロナによる規制解除に伴って、海外旅行を中心にフライトの需要が予想を超えて急増したため、国際線を中心に運賃が値上がりしたとする一方、乗客の収容能力が戻ってきているとして、運賃の高騰も落ち着きを取り戻しつつあると話した。
ソース:news.com.au-Jetstar CEO wants Aussies to give the budget airline ‘a go’