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QLD州政府 B型髄膜炎菌感染症ワクチン無償に

【QLD4日】  QLD州政府は4日、2歳以下および15歳~19歳の年少者を対象に、B型髄膜炎菌感染症(the meningococcal B)ワクチンを無償で提供すると発表した。現在は任意で一回の接種に100ドルの費用がかかるが、2024年以降は定期的な予防接種や学校での接種に含まれるという。

QLD州のジョン・ゲラード主席医務官は、「B型髄膜炎菌感染症はまれである一方、感染すると非常に危険だ」と述べた。髄膜炎菌感染症は鼻や喉からバクテリアが体内に侵入し、重度の瘢痕(はんこんん)を引き起こしたり、手足を失ったり、脳にダメージを受けて死に至ることもあるという。さらに、NSWのシャノン・フェンティマン保健相はQLD州のある一家の話を聞いて、「何か行動を起こさなければと感じた」と説明した。

QLD州の夫婦、ブレア・フィドラーさんとジョディ―さん夫妻は昨年12月、娘のベラさんをB型髄膜炎菌感染症で失くした。ベラさんはワクチン接種をしておらず、病院へ入院して24時間以内に容態が急変して死亡した。ベラさんの両親は、ワクチンを無償で提供するよう政府に求めてきた。フェンティマン保健相は、「ベラさんの家族が自分たちの悲しみを州民の命を救う活動に変換したことは驚くべきことだ」と述べた。

 

ソース:news.com.au-Queensland to offer free Meningococcal B vaccine months after Bella Fidler’s death

 

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