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賃貸物件の住人 「大家が留守中に忍びこみ」と告発

【NSW4日】   ブリスベンからシドニーに引っ越してきた賃借人が「賃貸物件で、自分の不在時に大家が忍び込んでいた」経験をTikTokで公開した。

 

賃借人のタリア・スミスさんは「知らない間に大家がバスルーム、台所、洗濯機などを使用していた」とし「不動産屋もそれを許容していた」と明かした。

 

スミスさんは、自分達夫婦の物件は「みんながよく知っている」不動産業者を通して見つけたもので、この物件を見つけた時には「自分達にピッタリだと思った」と語った。しかし、異変に気づいたのは入居間も無くのことだったという。スミスさんは「初めにそこに着いた時には網戸には鍵がかかっていたのに正面玄関は開いていたし、10分前に清掃されたような感じで、扇風機や電気が付いていて、裏口も開いていた」と語った。また、キッチンにはバナナや缶詰などの食べ物が残されていたという。

 

スミスさん夫婦は、この状況を「とても奇妙」だと感じ、自分達が到着する数時間前まで誰かがこの物件に住んでいたのではと思ったが、「住む場所が必要だった」とこの状況を見過ごしていたという。しかし、犬を連れた女性が庭を訪れ、ゴミ箱や郵便物をチェックするのを見かけてから不審に感じたという。

 

夫婦が「この女性は誰?」と不動産屋に問い合わせたところ「彼女は家主だけど、もうすぐQLD州に戻るから心配しないで」と回答したという。その結果、スミスさん夫婦は、家主が自分達の家の外にあるバンに住み、自分達が不在の時に家に忍び込んでいたことがわかったという。

 

スミスさん夫婦は、不動産屋と大家に対して公式な申し立てをすることなく、違約金なしで賃貸契約を破棄することにしたという。ただ、同夫婦は今後この「著名な不動産会社」を通して賃貸はしないと誓った。

 

全国住宅キャンペーン「Everybody’s Home」が数百人を対象に行った調査によると、オーストラリア人の3人に1人が収入の30%以上を住居費にかけているという。大打撃を受けているのは賃貸者であり、報告書によると、居住者の5人に4人(82%)が家賃の値上げに対して負担を感じている。

 

同キャンペーンの広報担当者であるマイイ・アジーズ氏は、国民の多くが雨露を凌ぐために瀬戸際まで追い込まれているし「調査対象者の4分の3が、将来の経済的安定について不安に感じていると答えている」と述べた。

 

ソース: news.com.au – Renter accuses Sydney landlord of sneaking into her home in wild video

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