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WA州新法案 「16歳未満中絶を親の同意なしに」

【WA5日】   WA州で、16歳未満の中絶を親の同意書なしにできるようにする中絶法案が出されることになった。

 

同州では現在、16歳未満の未成年者が中絶を希望する場合、親、または保護者にその旨を伝えなければならない唯一の州。未成年者が親に伝えたくない場合、中絶するには少年裁判所に申し立てをする必要がある。

 

アンバー=ジェイド・サンダーソン州保健相は、この改正案は、親への通知が「子どもへの安全上のリスク」や「不適切または非現実的」となりうる「さまざまな状況」があることを認める動きだとし、「未成年者が医療行為に同意する十分な理解力と知性を有している場合に、この法的制限を撤廃するもの」だとしている。

 

しかしながら、医療従事者が「中絶に関する決定を下す未成年者の能力」に懸念を抱く場合には、親または保護者にその処置を説明する必要がある。

 

WA州は1998年に中絶を非犯罪化した最初の州であるが、現政権は25年前の中絶法は「時代遅れ」であると批判している。今回の法案により、中絶が刑法から削除され、同州の法律がオーストラリアの他の州や準州と肩を並べることになる。

 

ロジャー・クック州首相は、「同州の女性が、重要な医療サービスである中絶へのアクセスにおいて、より大きな障壁に直面することは容認できない」とし、現行の法律はもはや州民のニーズに合致していないと述べており、スー・エラリー女性問題担当相は、改正された法律により、女性が 「尊厳をもって 」中絶を決定できるようになるとしている。

 

ソース:news.com.au – New WA abortion bill to allow under 16s abortions without parental consent

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