【QLD11日】 保険大手QBEとサンコープは、自然災害やインフレ率の上昇などに合わせ、年内に保険料をさらに10%引き上げる必要があるとして、加入者に対し保険料の値上がりに備えるよう警告している。
両社は先に発表した報告で、合わせて17億ドル以上の利益を報告していた。保険請求額の上昇に合わせて保険料を引き上げる一方、投資やその他の金融取り引きが奏功したとみられる。
一方、消費者グループのチョイスは今週初め声明を発表し、住宅保険の保険料が値上がりを続け、多くの国民にとって手が届かないものとなっていると警告。特に自然災害が保険料の引き上げの要因となっており、多くの消費者が補償内容を減らしたり、解約せざるを得ない状況だと指摘した。
豪政府統計局(ABS)によると、今年第2四半期は保険料と金利の引き上げがの全ての世帯における生活費高騰の大きな要因となっていた。消費者物価指数(CPI)では、保険料支払いによる支出は6月までの一年間で14.2%上昇した。
ソース:abc.net.au-Insurers are set to raise their premiums another 10pc this year and severe weather is chiefly to blame