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マーケットプレイスに偽の賃貸広告

【NSW15日】   NSW州中部沿岸部の住宅が、賃貸物件としてフェイスブックのマーケットプレイスに上がった。実は偽の広告で、不動産業者を通して正当な借り手が決まっている。

マーケットプレイスに出されたフォレスターズ・ビーチの賃貸物件は、プロによる写真や正真正銘の家の特徴も添えられた。偽アカウントとみられ、深刻な賃貸不足の中で住む場所を探す人を利用し、偽の敷金を奪おうとした疑いだ。

この物件は先頃、不動産業者のザ・リーシング・ネットワークを通して借り手が決まっている。同不動産業者は、「マーケットプレイスに出ているが、我が社の物件で借り手も決まっている」と投稿した。偽広告は、賃貸料週550ドルと敷金2,500ドルを要請している。不動産業者は賃貸料週650ドルと敷金2,600ドルで広告を出した。偽広告は、不動産業者の広告から情報を抜いて一部修正された。

深刻な住宅危機の中、今年に入ってNSW州各地で同様な詐欺被害に遭う人が増えている。あるケースでは、存在しない物件に9人が支払い、計1万ドル以上が失われた。後に民泊物件と判明した広告は海外のメールアプリ「カカオ」が使って投稿され、借り手らから敷金と2週間分の賃貸料金をだまし取った。

VIC州でも、今年に入ってからの賃貸詐欺の被害額は12万5,819ドルと報告される。実際はこの数字をかなり上回ると考えられる。

詐欺師らは、有名な不動産業者のウェブサイトを使い、敷金と1か月分の賃貸料金を前払いさせるなど迅速な支払いを促す。偽広告は実際の物件の住所や写真、ビデオなどを使い、非常に説得力がある。

警察は、あまりに良い話と感じたり、周りの物件と比べて安すぎる場合は、詐欺の可能性があると警告する。また、実際に物件を見る前に賃貸契約書へのサインや支払いを行わないよう呼び掛ける。

ソース: news.com.au – Reason to avoid certain rentals revealed in warning to tenants

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