【ACT17日】 オーストラリアの女性は男性より週当たりの収入が252.30ドル少ないことが、豪政府統計局(ABS)による調べで分かった。1年間では1万3,120ドルとなる。国内の男女間の給与格差は2月から0.3%低下し、過去最低の水準となったが、男女で平等の給与には程遠い状況だ。
州・準州別では、WA州で給与の男女差が21.4%と最大となっており、これにNT準州が15.6%、QLD州が13.4%、VIC州が12.9%と続いている。
職種別では、専門職、弁護士、会計士、科学者などの、科学・技術サービスに従事する労働者で男女差が大きく、一週間当たりの給与格差が498.20ドルだった。一方、男女差が最も小さい職種は、宿泊施設、食品サービス、公務員などだった。
連邦政府のケイティ―・ギャラガー女性相兼財政相は、「介護士に支払われる最低賃金を引き上げたり、給与額の性差縮小法案を可決するなど、連邦政府の一人として実行できることを嬉しく思う」と話した。
グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート2022によると、オーストラリアは現在、世界の男女平等性ランキングで43位となっており、NZはこれを大きく引き離し4位だった。
ソース:news.com.au-Aussie women far from getting fair pay