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旅行クレジットに関し、カンタス航空に集団訴訟

【ACT21日】   パンデミック中にキャンセルとなったカンタス航空のフライトに関し、集団訴訟が提起された。返金や旅行クレジットの対応が不手際だったとされる。

法律会社のEcho Lawは21日、旅客を代表してカンタス航空に対する集団訴訟を提起したと発表した。同社パートナー弁護士のアンドリュー・ポール氏は「フライトのキャンセル後に消費者に直ちに返金せず、厳しい条件を伴う旅行クレジットにした。利子を上乗せして返金すべきだ」「返金に関するコミュニケーションが少なすぎ、遅すぎ。3年前に自動返金されるべきで、この間ずっと消費者は損をしていた」と訴えた。

これに対しカンタス航空は、ロックダウンや国境・州境閉鎖の影響を受けた旅客にすでに10憶ドル以上を返金したと主張。旅行クレジット分の返金を望む消費者に対し、直接連絡するよう宣伝やメールを送信しているという。

6月時点で国内でおよそ4憶ドル分の旅行クレジットが使われていない。カンタス航空は同月、3年前までの予約分の旅行クレジットを検索できるツール“Find My Credit “を立ち上げた。パンデミック中の旅行クレジットの有効期限は今年12月31日。2024年12月までのフライトを今年中に予約する必要がある。旅行会社を通して予約した場合は旅行会社に連絡して返金手続きをとる。

Echo Lawは集団訴訟参加を希望する消費者に対し、同法律会社ウェブサイトで登録するよう奨励する。敗訴に終わっても費用を求められることはない。

ソース: news.com.au – Qantas faces class action over handling of Covid travel credits

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