【NSW22日】 シドニー市は、新築の建物で天然ガスの使用を禁止する方向で検討している。
シドニー市評議会は21日、ガスは健康に有毒な化石燃料であり、費用も高騰しているとして、新規の居住用・非居住用建物にガスを供給しない計画を検討するとした。評議員10人中8人が支持し、業界や保健専門家も本動議を歓迎しているという。カウンシル職員に対し、ガスが引かれた既存の建物を全電化に変える方法を検討する権限も与える。
2GBラジオ局のベン・フォーダム氏は「シドニー中心にレストランを開き、ガスで調理できないと一流シェフに伝えたらどうなるか。住民だけでなく、事業にとってさらに厳しい状況になる」と批判した。
シドニー東部ウェイバリー・カウンシル、西部パラマタ・シティ・カウンシルも先立って、新規建物にガスを供給しない計画を模索している。
VIC州は来年初頭からすべての新規建物にガスを供給しないと決定している。首都特別区域(ACT)も以前、新築の居住用建物に対するガス栓の取り付けを制限した。
ソース: news.com.au – City of Sydney to ban gas in new homes, businesses