【NSW22日】 NSW州で2026年から、キンダーガーテン(準備学級)から10年生を対象にオーストラリア手話のオースラン(Auslan)が選択科目で導入される。
同州のカー教育・幼児教育相は22日、国内の聴覚障がい団体Deaf Australiaと協議してつくられたオースランの教授細目(シラバス)を発表した。正式な導入を前に、教師らは習熟する機会を持つ。オースランの導入は学校が決めるが、州政府は個々の学校と連携して教師が確実に教えられるようサポートする。すでにオースランの訓練を受けた教師が教えることも可能だ。子どもたちにオースランを教えることで、オースランの通訳者不足を補えると期待される。
国内に住む聴覚障がい者は1万6,000人を超えるが、有資格のオースラン通訳者はわずか300人。
ワシントン州障がい者包括相は、「オースランの教育課程導入は、包括的社会にとって成功と言える」「国の言語であるオースランを学校で教えられることに、誇りを持つべき」と話した。
ソース: news.com.au – Auslan to be offered as an elective in NSW schools from 2026