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ラニーニャ終了 春は山火事急増に注意

【ACT23日】  ラニーニャ現象が終わりを迎え、オーストラリアでは春に向けてQLD州、NSW州、VIC州、SA州、NT準州など、国内の半分以上で山火事のリスクが増加するとオーストララシアン火災当局カウンシル(AFAC)が予想している。

AFACの報告によると、向こう数か月間で全国的に平均を超える気温や平均を下回る雨量などが予想されており、昨年4月以降から国内の天候は大きく変わっている。

AFACのウェブCEOは、「天候による影響が、山火事のリスクを全国で拡大させている」と述べ、特にリスクが高いとみられる地域の住人に対し、常に周辺の状況に気を配り、山火事に備えるようアドバイスしている。

地域別では、NSW州の中部や北部の幅広い地域で2023年春は山火事のリスクが高まるとみられている。QLD州では、一部で山火事が集中するとみられ、大きな損害につながる可能性もあるようだ。VIC州では、特に中部、西部、北部で気温上昇が予想されると同時に山火事のリスクが懸念される。

オーストラリアではここ3年間、ラニーニャ現象による雨量の増加で地面の湿度が上がり山火事のリスクが低下していたたため、これが終了することを受けて再び山火事が多発すると予想され、懸念が高まっている。

 

ソース:news.com.au-Increased bushfire risk issued for parts of Australia ahead of Spring

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