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感染症起こす微生物を4か所で検出 NSW

【NSW24日】  NSW州沿岸の4か所の潟(ラグーン)で、人体に被害のある微生物が検出されたことが分かった。オーストラリア人とスコットランド人の研究者が世界初となる研究で発見したもので、非常にまれではあるが感染すると最悪の場合、視力の低下を招く可能性がある。

研究では、ウァンベラル(Wamberal)、テリガル(Terrigal)、アヴォカ(Avoca)、コックロン(Cockrone)のラグーンで、2019年7月から2020年8月の間にアカントアメーバと呼ばれる微生物を検出した。

人体への影響としては、角膜に傷がついてアカントアメーバが侵入した場合に炎症が起こり、角膜に深刻なダメージを及ぼすことが分かっている。感染した人の4分の1以上が視力の75%を失うか、最悪の場合は完全に視力を失うこともある。さらに、今のところ効果的な治療薬がない状況となっている。

オーストラリアでは、年間当たりの感染者数は40人以下だが、海や淡水の中で泳ぐ人は注意が必要だ。研究では感染を避けるために水の中へ入る前にコンタクトレンズを外すようアドバイスしている。

研究を行ったNSW州立大学のラヤマジー博士によると、国内の感染者の20%がコンタクトレンズを着用したまま海や淡水で泳いで感染していたという。

 

ソース:news.com.au-Microorganism behind blinding eye infection discovered at four NSW swim spots

 

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