一般

政府が養蜂密輸を調査 ダニ寄生急増で

【ACT25日】  連邦政府の農業・水産・森林省(DAFF)は、NSW州でミツバチヘギイタダニの感染が急増していることを受け、養蜂を目的とした蜂の密輸について調査を実施すると発表した。NSW州の第一次産業省は6月23日にDAFFへ報告を行っており、これに基づいて調査チームを発足させたもの。

ミツバチヘギイタダニは、2022年6月に初めてニューキャッスル港に到着した蜂の巣から検出されており、以降、NSW州内の215か所で感染が確認されている。また、ここ数週間で感染が確認された養蜂場は2倍となっていることから、当局が警戒を強めている。

オーストラリア蜜蜂産業カウンシルのファーブCEOは、「ミツバチヘギイタダニが国内へ侵入した経路を調査することは素晴らしいニュースだ」とし、どこから侵入したかを突き止めれば侵入を阻止できると話した。

農業界では、牛や羊を含め、生産性を向上させるために海外から他の品種を輸入することがある。養蜂に使われる女王蜂を合法に輸入するには、VIC州ミッケルハムの検疫施設で連邦政府が定めた厳格な基準に合格する必要があるが、専門知識を要するため高額な費用がかかるという。

 

ソース:abc.net.au-Federal government investigates suspected illegal import of bees as varroa mite spreads

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら