【NSW28日】 NSW州政府はクルーズ船の乗客に対する新型コロナウィルスの規制を廃止した。これまで12歳以上の乗客は新型コロナウイルスのワクチンを2回接種し、出発前に検査で陰性を示す必要があった。乗降の際もマスク着用が強いられた。
NSW州のミンズ首相は28日、「乗客は自分で健康状態を管理できる。普通の生活に戻る時がきた」と述べた。VIC州、QLD州、WA州から乗船する乗客にも適用される。
グラハム州観光相も「今冬のシドニー発クルーズは過去最高レベルの人気だ。さらに多くの人が参加できるのは素晴らしい」と話した。
他州はクルーズ船の規制廃止を発表していないが、連邦の保健機関は新型コロナウイルスの公衆衛生対策を撤回するよう呼び掛けてきた。国家健康保健委員会(AHPPC)は25日、クルーズ船内の新型コロナウイルスに特別なガイダンスは必要ないとして、他の感染症同様に格下げした。一方、船内は胃腸炎や呼吸器疾患、インフルエンザなど感染症のリスクが非常に高いと警告する。
ソース : news.com.au -‘Aren’t needed: Covid measures scrapped on cruises