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違法薬物の個人使用が非犯罪に ACT

【ACT28日】   首都特別地域(ACT)で10月から、個人使用目的の少量の違法薬物所持は犯罪行為とみなされなくなる。警察は、薬物使用とギャングによる犯罪活動が増加すると警告する。

ACTは国内で初めて、薬物の使用を刑罰枠外とする。新たな法の下、コカイン、メタンフェタミンおよびMDMAそれぞれ1.5グラム、ヘロイン1グラムの所持は罰金100ドルが科せられるのみ。

ニール・ゴーガン連邦警察本部長補佐は「娯楽で薬物を使用する人がキャンベラに押し寄せ、薬物関連死亡が増加する」「警察の目を気にせずに薬物を使える理由でACTを訪れる人はいない、との考えは甘い」と警告した。

一方、カーティン大学国立薬物研究機関(NDRI)のニコール・リー教授は、「薬物使用者を刑事司法制度から保健制度に移動させるだけ」「国民の43パーセントが人生で一度は薬物を使用し、10パーセントは最近使用している。違法化しても、使用を止めることはできない」と話した。

ソース : news.com.au – ACT rolls out radical drug reforms as AFP deputy commissioner calls to lock users up

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