ビジネス

カンタス航空保護し、カタールの増便を拒否

【ACT29日】   先立って、中東のカタール航空がオーストラリアへの増便を希望したところ、連邦政府はカンタス航空の収益性を保護する目的でこれを拒否した。国内競合のヴァージン・オーストラリアは政府を批判する。

カタール航空は、シドニー、メルボルン、ブリスベンに週追加28便の乗り入れを申し出たが、カンタス航空が政府に働きかけて却下された。

カタール航空と提携するヴァージン・オーストラリアのジェイン・フルドリカCEOは、「国内の1社とその利益を守るためと聞き、国内のすべてのCEOは驚き、落胆するだろう」「カタール航空の増便が許可されれば、国際線の航空運賃は最大4割削減できた」とABCラジオで批判した。

カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは28日、2時間に及ぶ議会審問中、カタール航空の要請を拒むよう政府に働きかけたと認めた。昨年度のカンタス航空の税引前利益は24憶7,000万ドルに上っている。

ジョーンズ財務相補佐は28日、「カタール航空の増便は航空券代金の引き下げにつながっただろうが、既存の国内航空会社が持続不可能な市場をつくるリスクを伴った」と訴えた。

ソース : news.com.au – Virgin chief slams ‘disappointing’ call to protect Qantas profitability

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら