【NSW30日】 航空大手カンタスと格安航空ジェットスターが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて発行したフライトクレジットの未使用分の総額が、4億7,000万ドルに上ることが分かった。クレジットの使用期限は今年末までとなっている。
フライトクレジットをめぐっては先週、集団訴訟法律事務所のエコ・ロー(Echo Law)が連邦裁判所にカンタス航空を相手取り、クレジットや払い戻しの方法に関する訴訟手続きに入ったことを明らかにした。
カンタスのジョイスCEOは、国内だけで3億7,000万ドル分の未使用クレジットがあるとし、その80%は払い戻しが可能としていたが、これにはジェットスターのクレジットや外国人の顧客が保持するクレジットが含まれておらず、後にジェットスターのタリーCEOが1億ドル分の未使用クレジットがあることを明かした。
発行されたクレジットは2024年12月19日までのフライトで使用可能となっており、カンタスは今年6月、最大3年前に発行されたクレジットの検索が可能なウェブサイト「ファインド・マイ・クレジット(Find My Credit)」を設置した。同サイトでは、ジェットスターのクレジットも検索可能だが、旅行代理店を通して予約した場合には代理店を通し、払い戻しなどの手続きを行うようアドバイスしている。
電話による対応を希望する場合は、専用ホットライン1300-171-505から問い合わせが可能だ。
ソース:news.com.au-How to claim Qantas and Jetstar Covid flight credits worth $470m