【NSW2日】 NSW州の園芸店で、数千ドル相当の苗木が無くなるという事件があり、数ヶ月かけて犯人探しをしていたところ、「食欲旺盛な」コアラだったことが明らかになった。
サタデー・テレグラフ紙の取材で、Eastern Forest Nurseryのオーナーであるハンフリー・ヘリントンさんは「初めはポッサムの仕業だと思った」と答えた。コアラ生息地回復プロジェクト用の葉が一晩でなくなってしまうという怪事件の謎は2ヶ月後に解明されたという。
ある朝、ヘリントンさんは満腹で動けなくなっていたオスのコアラを見つけたという。その大きな爪から「クロード」と名付けられたコアラは、満腹過ぎて木に登れなくなっていたとヘリントンさんは語った。「犯人はポッサムではなくこのコアラだと気づいた。タオルで巻いて数百メートル先の大きな木まで移動させたけど、その時彼はかなりご機嫌斜めだった」と語ったが、この食欲旺盛なコアラは2日後にまた園芸店に戻り、葉っぱを食べ尽くしてしまった。その被害総額は6000ドルになるという。
このため、20年以上に渡り園芸店を営んできたヘリントンさんは、柵を設置することにしたという。コアラが苗木に入るのを見たのは初めてだとし「コアラの通常行動ではない。コアラは新しい餌を求めてどこかに探しに行くという選択肢はあまりしない。この辺りで餌が不足しているということだろう」と述べた。
ソース:news.com.au – Claude the koala goes on $6k rampage at NSW nursery