【NSW6日】 オーストラリア自動車産業会議所(FCAI)が発表する新車販売統計システムVFACTSによると、先月は販売台数トップ4のうち3車種がピックアップトラック(UTE)だったことが分かった。
統計によると、1位はトヨタ・ハイラックスで5,762台となり、過去7か月間でトップの売り上げとなっている。2位がフォード・レンジャーで5,760台、4位がイスズD-MAXで3,281台だった。トヨタは今年、供給で問題があったが、ハイラックスの在庫は通常に戻ったようだ。
UTEの中で、二輪駆動車(2WD)の売り上げは先月、約9%減少した一方、四輪駆動車(4WD)は16%を超える増加を記録した。また、6桁に価格が届く高級志向のモデルが人気を伸ばしているようだ。
国内では、価格が10万ドルを超えるUTEの売り上げは、今年だけで47%増加しており、世界で最も売れているフォードF150の販売が年内に開始を控えていることから、高級UTEの販売台数は引き続き伸びると予想されている。
FCAIのウェバーCEOは、UTEやSUVは電化が難しい上にコストがかかるとして、「これらの車が人気を集めていることは、排出量ゼロを目指す上で考慮していく必要がある」と話した。
ソース:news.com.au-Utes top sales figures as supply increases