【ACT7日】 オーストラリアの年次休暇は1970年半ばから4週間のままとなっているため、諸外国並みに6週間に増やすべきだと、人事・職場関係の専門家、ジョナサン・ウルフレイ氏がラジオ局2GBの番組で指摘したことが分かった。
ウルフレイ氏は、国内のほとんどの世帯が共働きだと指摘し、「この中でスケジュールのすべてを管理することは非常に難しいと認識するときがきた」と述べた。
他国では、フランスやスウェーデン、オーストリアで年次休暇は5週間となっており、勤続1年以上では6週間の休暇が与えられているという。
ウルフレイ氏はさらに、ソーシャルメディアやデジタルコミュニケーションのプラットフォームが浸透する中、午前9時から午後5時までの勤務時間以外で仕事が行われることが増えてきたと指摘。新型コロナの流行後、週休が3日になっても、こなす仕事量は変わらないことが証明されたとして、「適切な量の休みや休暇を取ると生産性が上がる」と述べた。
一方、独立系エコノミストのサウル・エスレイク氏は、年次休暇を増やすことで雇用主のコスト負担が増加し、これが失業や消費者へのコスト転嫁につながるとして、警戒感を示した。
ソース:news.com.au-‘It’s time’: Workplace expert calls for six weeks annual leave