【NSW8日】 シドニーでは8日未明から突風が吹き荒れ、NSW州救急サービス(SES)には24時間で90件の通報が寄せられたことが分かった。このうち40件以上は夜半から8日早朝にかけて寄せられた。
SESのオペレーション・コーディネーターのアシュリー・ピアソン氏によると、住宅や店舗の屋根が突風により吹き飛ばされたという通報が3~4件あったという。ピークハーストの青果店では、店舗全体が崩壊。フレンチ・フォレストでは木がガレージの上に倒れてガレージ全体を押しつぶした。
SESによると、シドニー以外にも州中央部のオレンジ、カウラ、州中西部のグレンフェルなどで突風による被害について通報が寄せられた。負傷者に関する通報はなかった。
一方、シドニー近郊で行われていた防火を目的とする野焼きが、強風のため一時様子見となっていたが、ホルスワージー・ミリタリー・バラックス(Holswrothy Military Barracks)では8日から、大規模な野焼きが3日間の予定で行われる。地方火災サービス(RFS)は、サザランド地区に煙の一部が流れ込む可能性があるとしている。
ソース:abc.net.au-Wild winds lash Sydney, battering homes and blowing off roofs