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リステリア症の感染が急増 NSW

【NSW8日】  NSW州保健省は、リステリア症の感染が増加していると注意を呼び掛けている。特に免疫不全の人、65歳以上の人、妊娠している人などは重症化しやすいため、特に注意が必要だ。リステリア症は主に汚染された食品を介して感染する。

保健省のケイラ・グラスゴウ氏は、ほとんどの健康な人は重症化しないとする一方、感染者数が増え、病院で治療を受ける人も増えていると説明。州内の感染者数は今年すでに25人に達しており、通常の年間当たりの感染者数を超えている。

また、がんや糖尿病のほか、心臓、肝臓、腎臓に疾患がある人、副腎皮質ホルモンなど免疫システムに影響のある薬を使用している人などで重症化しやすい。

リステリア症の症状としては、初期に発熱や筋肉痛がみられ、その後、激しい頭痛、首のこり、混乱、意識の混濁や幻覚、てんかん、平行感覚の喪失、昏睡などの症状を引き起こす。

NSW州保健省によると、リステリアはハム類、スモークされた魚介、生の魚類、ロックメロンやカットフルーツ、冷凍野菜、肉のペースト、ブリーやカマンベールなどのチーズ、ソフトクリームなどが原因食品となっている。

 

ソース:news.com.au-Community warned of listeriosis outbreak in NSW

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