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NSWから3万人が流出 多くはQLDに転入か

【ACT14日】  今年3月31日までの一年間にNSW州を離れた人は3万人で、同期間に州外からQLD州へ転入した人は3万1,000人強だったことが、豪政府統計局(ABS)による最新統計で明らかになった。

統計によると、NSW州では3月31日までの一年間の人口純増数は15万人6,000人だった。出生数が9万6,000人、死亡数が6万3,000人で、自然増加数が3万3,000人となった。また、海外から23万4,010人を受け入れ、8万人が海外へ転出した。

12カ月間の人口増加率では、NSW州が1.9%増で、その他の全ての州でも増加した。最も人口が増加したのはWA州で増加率は2.8%、VIC州は2.4%、QLD州は2.3%、ACTは2%と続いた。オーストラリア国内の全人口は2.2%増の2,650万人となった。

ABSの人口統計担当責任者のチョー氏は、国境が再開されてから13か月が経過し、海外からの純移民数が増加の81%を占め、2023年3月までの1年間で45万4,400人が人口に加わったと説明した。

また、この期間にオーストラリアへ入国した海外移住者は68万人強と、前年比103%増だった一方、22万6,000人の海外移住者がオーストラリアから出国した。ABSによると、出国者が少ないのは、国境が閉鎖していた間に入国者がほとんどおらず、現在はこれに追い付こうとするキャッチアップ効果がみられるためだという。今後、一定数の留学生が出国するようになれば、出国者数は増加するとの見解を示した。

 

ソース:news.com.au-State Aussies are fleeing in tens of thousands

 

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