【ACT12日】 豪の科学機関が発表した新調査結果によると、オーストラリア人は野菜摂取量が不足している一方で飲酒量が多いことが明らかになった。
オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)のヘルシー・ダイエット・スコアの結果は、8年間にわたるオーストラリア人の食生活の聞き取り調査の集大成となるもので、食生活の質に関する9分野とオーストラリア食生活ガイドラインの遵守状況を評価したもの。その結果、食生活の平均スコアは100点満点中の55点で、2015年の56点から今年は53点に下がった。
健康的な食生活の重要な指標では、3種類以上の野菜を主食として摂取することだが、それを定期的に行っているオーストラリア人はわずか35%に留まっており、2016年の47%から減少傾向にある。同研究所の科学者で、報告書の共著者のギリー・ヘンドリー博士は、「今回のスコアは、国民の食習慣を改善し、ウエストラインを整えるためになすべきことを表している」としている。
また調査から、アルコール、ケーキやビスケット、チョコレートそしてテイクアウェイの食事が多く消費されており、男性の週の消費量は女性よりも10食分多く、若者は高齢者よりも5食分多いという。
職種別に言うと、定年退職した人やフィットネス業界の人は、100点中59点と最も健康的な食生活を送っている一方で、建設業や美容・ファッション業界の人は51点と最も点数が低かった。また性別では、女性は男性の53点に比べて56点と僅差で高く、野菜の摂取量は男性の54点に比べて62点と顕著に高かったことも明らかになった。
この結果からヘンドリー博士は「健康的な食生活を送るためには、これらの食品の量を減らし、果物や乳製品などを増やし、主食とともに3種類以上の野菜を食べるなど、バラエティに富んだ食生活を心がけが必要になる」と述べた。
ソース: news.com.au – Shocking find on Aussie diets: Too much booze, not enough vegies