【ACT22日】 国際ドライバーズ協会(IDA)はこのほど、車の持ち主に対し自分が気に入らないからといって“攻撃的で無礼な”書置きを車両に残した場合、最大1,100ドルの罰金支払いを命じる新法を導入すると発表した。略式犯罪法第17条(1)(c)に基づいたもの。
IDAの自動車専門家ドミニク・ワイアット氏は、「この規制は、道路上での礼儀を守るために必要な説明責任を導入し、道路利用者が攻撃的な行為に及ぶのを抑止するものである」と述べた。
新法では、処罰の対象となる具体的な行為の例が示されており、暴力的な脅迫や口汚い言葉のほか、攻撃的なミームや写真を車両に張り付けることも、メモ書きを残し車両の所有者やドライバーに嫌がらせをすること同様、処罰の対象となる。
さらに、ワイアット氏は自動車事故に巻き込まれた場合、「ドライバーは攻撃的なメモに頼ることなく、お互い尊重しながらコミュニケーションをとったり、当局に通報したりすることも可能だ」と語った。
西オーストラリア州パース郊外では、男性が小売店バニングスの駐車場の4つの駐車スペースにまたがって車両を停めたドライバーに対し、車のフロントガラスに約半ダース分のメモを残したケースがあった。また今月には、メルボルンで気候変動活動を行う過激派がSUVのタイヤ数百本の空気を抜き、フロントガラスに“ガソリンを吸う車は人を殺す”というメモを残した。今後はこのような行為は処罰の対象となりそうだ。
ソース:news.com.au-Motorists warned against common car act as hefty fine introduced