【NSW22日】 航空大手カンタス航空のCEOに就任したバネッサ・ハドソン氏は、苦境が続くなか2度目となる謝罪を行った。顧客の信頼を取り戻し、評判を回復するために改革を行うと約束した。前CEOのアラン・ジョイス氏は同社への批判が強まる中、予想より2か月早く退任している。
ハドソンCEOはビデオメッセージの中で、「われわれは多くの点で皆さんを失望させたことについて、謝罪する」と述べた。9月上旬にはスタッフにも謝罪し、新経営陣が顧客中心の運営を行っていくことを約束した。
カンタスは顧客に対し、フリークエントフライヤーの座席数の増加、コールセンターの拡充、顧客規定の見直しを行うと説明。「お客様をよりよくサポートできるよう、現場スタッフがより柔軟性をもって対応できるようにする」と誓った。
先月、コスト削減を行い、適切な顧客サービスが提供されていなかったことが明らかになった一方で、24億7,000万ドルという超大型の黒字決算を発表し、批判の声が上がっていた。また、新型コロナ流行中にキャンセルとなったフライトの返金をめぐる訴訟や、連邦政府から受け取った25億ドルに上る補助金の返還拒否、従業員1,700人の不当解雇判決など、数多くの問題を抱えている。
ソース:news.com.au-‘I am sorry’: Qantas chief executive Vanessa Hudson issues second apology