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リチウム電池原因の火災 今後増加と予想

【QLD28日】  オーストラリア国内でリチウム電池の使用や蓄電施設の建設が増加する中、向こう数年間でリチウム電池による火災が急増すると専門家が警鐘を鳴らしていることが分かった。リチウム電池が原因の火災は今年だけで98件、昨年は108件に上っている。

QLD州では今週、ボールダーコム(Bouldercombe)にある蓄電施設で電池1パックが焼け、周辺が煙に包まれる事故が発生した。現在、出火原因について調査が行われている。

QLD州立大学の機械・鉱山技術学部のルース・クニッベ博士によると、電気自転車やスクーターなどの火災と比べて、蓄電施設のような大規模な火災はまれだという。ただ、リチウム電池は引火性が高く、品質が粗悪だったり高温によって火災の危険性が高まるという。

クニッベ博士は、テクノロジー開発を進める中で改良が必要なことは出てくるとして、同じ事故が起きないよう改善することが重要だとしている。

一方、クリーンエネルギーに関するニュースや分析を提供するウェブサイト、リニュー・エコノミー(Renew Economy)の創立者、ガイルズ・パーキンソン氏によると、一部の電池メーカーは火災の危険性が低いナトリウムイオン電池やフロー電池といった、異なるタイプの電池の開発を進めているという。

 

ソース:news.com.au-Experts warn fires caused by lithium batteries set to rise as use of product increases

 

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