【NSW2日】　　　先月、シドニー西部の建設会社「ザドロ・コンストラクションズ」が破綻した。今会計年度最初の3か月のみで、国内で少なくとも660の建設会社が破綻している。

先月15日付けで管財人に指名されたグラント・ソーントン・オーストラリアによると、ザドロは従業員7人全員を解雇し、将来的に事業を再開する見込みはないとされる。同社のウェブサイトは停止し、取締役とされる人物のプロフィールもビジネス向けSNSのリンクトイン（LinkedIn）から消えた。

インスタグラムによると、ザドロは最近になってシドニー西部と北部の14の学校でインフラプロジェクトを手掛け、複数の教会の再開発にも携わった。未完成のプロジェクトの行方は未定だ。

国内の建設業界で破綻する企業が相次いでいる。昨年度は2,213社が破綻し、今年度もこれを上回るペースだ。背景にサプライチェーンの混乱や、固定価格の契約で費用が莫大に膨れ上がるなどがある。

ソース：news.com.au- Construction crisis escalates as another builder goes under