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海外留学生 卒業後就職できるのは半数

【ACT3日】   新たな報告から、国内で学ぶ海外留学生のうち卒業後就職できるのはわずか半数とわかった。卒業後就職できず、希望しない新たなコースを履修する学生も多い。

安定した仕事を求めて毎年留学生60万人以上がオーストラリアの大学に群がるなか、卒業後フルタイム職に就けるのは50パーセント超に過ぎない。多くが高い技術を必要としない、年収3万3,000ドル未満の仕事だ。3人中1人が卒業生ビザ失効後にしばしば低いレベルの高等教育を続けており、希望する職業でフルタイム職を得る足掛かりの役目をビザが果たしていない。

ガッタン・インスティチュートのブレンダン・コーツ経済政策プログラム責任者は、「オーストラリアに永住できるという間違った希望を海外留学生に与えるべきでない。移民政策における社会的信用を腐食する」と述べた。

報告では、卒業生ビザ保持者に対する卒業後の就労ビザ期間を短くし、英語力条件を引き上げ、対象を35歳未満にするよう奨励する。

今年7月時点、国内におよそ65万4,870人が学生ビザで滞在している。2月に連邦政府が学生ビザの規制を緩和し、この数は年末までに75万人まで増える予想だ。連邦のクレア教育相は先立って、学生ビザで入国しながら実際に学習しない留学生を取り締まると発表した。

ソース:news.com.au- Thousands of international students stuck in ‘limbo’

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