【ACT9日】 新たな調査によると、過去12か月で国民の8人中1人が万引きを行った。生活費の高騰から、多くの人が財政的苦境に立たされているとわかる。
調査会社「ファインダー」の報告によると、国民の5パーセントがスーパーマーケットのセルフレジで商品を盗み、4パーセントは安い商品をスキャンして高額な商品を持ち帰った。81万1,000人に相当する。
昨年12月にインフレが7.9パーセントでピークに達して以来、国民は生活費の危機にさらされている。今年6月にインフレは6パーセントに下がったものの、食品は昨年より7.5パーセント高いままで、月の平均食糧品代は740ドル。
別のショッキングな調査結果として、国民の4パーセントが給油後支払わずに逃げ去った。無鉛ガソリン価格は7月の1リットル当たり1ドル80セントから、10月は2ドル17.6セントに跳ね上がった。
さらに昨年、およそ40万人に相当する2パーセントが、レストランで飲食後支払わずに退出した。
ファインダーのサラ・メギンソンさんは「どれほど多くの人が困窮しているかわかる結果」と話す。また、「自己破産はまだ出ていないが、持続できる期間は限られている。最悪の時期はまだ到来していない」と警告した。さらに、「給油後に支払いをせずに逃げたり、買い物で安い商品をスキャンするなど、リスクを冒す価値がない」と話し、債務ホットラインに電話してアドバイスを求めるよう促した。住宅ローン返済者には、「ひとたび返済が遅れると貸し手は厳しくなる。返済が滞る前に早めに貸し手に連絡するように」とアドバイスする。
ソース:news.com.au- Australians resorting to petty crime in a ‘desperate’ sign of cost of living crisis