政治

「ボイス」国民投票否決 先住民の旗を半旗に

【ACT15日】   14日、憲法を改正して先住民の声を連邦議会に反映させるか是非を問う「ボイス」の国民投票が行われた。反対が大きく上回って否決された結果を受けて、シドニーの一部カウンシルで今週先住民の旗を半旗掲揚する。

シドニー市は今週、すべてのカウンシルの建物で先住民の旗を半旗にする。ムーア市長は15日、「とても悲しい日だ。シドニー市民のほとんどが先住民の声を招待したのは喜ばしいが、悲しい結果だ」と声明を発表した。また、「先住民とトレス海峡島民の生活改善というシンプルな目標が、否定的な政治的キャンペーンによってかき消された」と述べ、反対派を批判した。同市長は改憲案の支持者らに対し、「昨日の投票結果を踏み台にして、別の方法で先住民の不利な立場を問題提起しよう」と呼びかけた。

インナー・ウエスト・カウンシルも16日から先住民の旗を半旗にする。バーン市長は「先住民の若者が今朝起きて、この結果を見てどう思うか。悲しい投票結果に敬意を示す」と述べた。

憲法改正に向けて、殆どの州で大多数の支持と全国で大多数の支持の、“二重の支持”が必要だった。支持されれば憲法が保証する先住民の諮問機関が設立され、新たな国民投票なしで廃止できない運びになる予定だった。

シドニーの都市部では、改憲案を強く支持する声が多かった。

ソース:news.com.au-‘Ugly, Trumpian tactics’: Sydney lord mayor Clover Moore blasts ‘No’ camp

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら