【NSW19日】 米動画配信サービスのネットフリックスは、来週からオーストラリアを含む多くの国で広告の付かないベーシックプランを廃止すると発表した。月額料金が10.99ドルのベーシックプランは現在のところ広告なしで視聴が可能な最も低価格のプランとなっている。
ネットフリックスが提供するその他のプランには、月額6.99ドルの「広告付きスタンダード」、月額16.99ドルの「スタンダード」、月額22.99ドルの「プレミアム」がある。
ベーシックプランを廃止する決定は、今年初めに米国、英国、カナダ、イタリアで新規・再入会者を対象にベーシックプランをなくす計画が成功したため。お得感を求める顧客を広告付きプランに移行させることで広告収入を増やすのが狙いだ。
ネットフリックスは先に行った決算報告の中で、「広告主にとって必要不可欠な存在となるよう、広告付きのメンバーシップ構築が当面の優先事項だ」と述べた。また、広告付きメンバーシップが前四半期比で約70%伸び、広告を導入している12か国で新規登録者数の約30%が広告付きメンバーシップだったことも明かした。
同社はサービス内容の改善や、米国、英国、イタリア、カナダにおける新規および再入会者向けのベーシックプランの段階的廃止が、成長の原動力となったと説明。変更が、広告付きスタンダードとスタンダードの契約を後押ししたと分析し、来週からオーストラリアをはじめドイツ、スペイン、日本、メキシコなどでも同様の変更を行う方針を示した。
また、現在ベーシックプランを利用している人について、広報担当者は現時点ではなにも変わらないと話した。
ソース:news.com.au-Netflix to scrap basic plan in Australia
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