【NSW24日】 NSW州でカジュアル勤務の教師不足により、毎日1万時間近い授業に影響が出ているとわかった。
同州のカジュアル勤務教師3,000人は需要の58パーセントしか満たしていない。1日当たりカジュアル教師2,100人が不足し、毎日授業9,800時間に影響が出ている。これを受けて、小学校の40パーセントで合同クラスを設けたり、ハイスクールの28パーセントは教師の監督なしまたは最小限で授業を行っている。
州立の小学校とハイスクールの87パーセントに影響が及ぶ。特にシドニー南部および西部、NSW州北部地方、南部地方、西部、先住民学生用プログラム、特定の目標校で影響が大きい。
カー州教育・初等学習相は「すべての授業に有資格の教師がいることが、子どもの教育に不可欠」と話した。州政府はカジュアル勤務教師の賃金引上げに加え、教師の事務作業を減らし、カジュアル職員1万6,000人以上を常勤に変えると約束した。
ソース:news.com.au- NSW’s casual teacher shortage affects nearly 10,000 lessons a day