【QLD26日】 QLD州保健当局は26日、新型コロナウイルスに感染し入院している患者の数が146人と2週間で倍増したと発表した。高齢者のワクチン接種率低下と新型コロナの変異株「ピロラ(Pirola)」が拡大していることが主な原因との見方を示した。
ジョン・ゲラードQLD州主席医務官は、向こう一週間で新型コロナ感染による入院患者は増加すると予想。「今年ブースター接種を受けていない65歳以上の人が再びブースター接種を受ける良いタイミングだ」と話した。
さらに、新型コロナはまだ季節ごとの感染パターンが予想できるほど確立されていないと指摘。「ウイルスは変異を続けており、今後もすべての人が注意を怠らないことが重要」とした上で、最も効果的な予防法はワクチン接種だと呼びかけた。
変異株ピロラについてほとんど知られていないが、10月に発行された学術誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」では、多くの医療専門家が「(感染者の)世界的な急増」を招く恐れがあると指摘した。
豪統計局(ABS)によると、今年7月31までに国内で新型コロナへの感染が原因で死亡した人の総数は1万9,510人に達している。
ソース:news.com.au-Qld Health warns a new Covid subvariant puts the elderly at risk