【ACT27日】 オーストラリアが2050年までに、温室効果ガスの排出を正味ゼロとする「ネットゼロ」を達成するには、新たに200万人の人材が必要となることが、業界団体のEnergy Efficiency Council (EEC)とClean Energy Council (CEC)による報告で明らかになった。
CECとEECは、国内の再生可能エネルギー分野での技術者不足を埋め、求職者にクリーンエコノミー分野への転職を奨励するキャンペーン、「キャリア・フォー・ネット・ゼロ(Careers for Net Zero)」を開始すると発表した。
CECのソーントンCEOは、クリーンエネルギー分野の技術者が不足しており、2030年までに現在の2倍、2035年までにさらにその2倍と「天文学的なスケールで技術の向上が必要となる」と話した。
さらに、CECのテイラー戦略部長はクリーンエネルギー分野で求職する際、専攻がSTEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)」系か人文系かは大きな問題ではないと指摘。プロジェクトマネジャーや投資アナリスト、断熱材の取り付け業者やネットゼロのための企業アドバイザーなども必要だとして、「国内のクリーン経済にあなたの仕事は必ずある」と述べた。
ソース:news.com.au-Two million Aussies must change jobs for Net Zero