一般

コジオスコ国立公園 野生馬駆除実施へ NSW

【NSW27日】   NSW州政府は、同州のコジオスコ国立公園では、棲息しているブランビー(野生馬)が急増していることから、ヘリコプターからの空中射撃で駆除することを明らかにした。

 

同州では、2027年半ばまでに野生ブランビーを3,000頭まで減少させることが法的に義務付けられているが、2022年の調査による現在の推定数は1万4,000頭以上になるという。ブランビーは、絶滅危機に瀕しているコロボリーヒキガエルモドキやヒロハネズミ、シーオークトカゲなど、30種以上の在来種を脅かしていることがわかっている。また、在来種の植物を破壊し、土壌侵食を増加させ、水路や土壌を汚染しているという。

 

同州の環境相は、「同国立公園のブランビーの数が急増しており、絶滅危惧種や生態系全体が脅かされている」とし、ランビーの文化的意義を認めつつも、同公園の福祉を守るために空中射撃は必要な措置だと述べた。現在、野生のシカ、ブタ、イヌなどの他の外来種に対してはすでに空中射撃が行われている。

 

同公園野生生物保護局は広範囲に実施する前に、空中射撃の作業手順を改良するための短期間の予備プログラムを実施し、死骸管理計画や個体数調査の更新も公開される予定。このプログラムはRSPCA NSWと共同実施され、RSPCAも観察、評価するという。

 

ソース: news.com.au – NSW to use aerial shooting to kill brumbies in the Kosciuszko National Park

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら