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豪への持ち込み規制を強化 ビザ取消も

【ACT2日】  連邦政府はこのほど、病原性微生物等による安全への脅威を規制するバイオセキュリティー法を改正した。これにより、持ち込みを禁止されている植物や食肉製品をオーストラリア国内へ持ち込んだり、当局への申告を怠った旅行者はビザを取り消される可能性もある。

連邦政府のガイルズ移民相は先月下旬、バイオセキュリティー法改正に関する声明を発表し、「禁止されたものを隠して持ち込もうとしたり、職員が持ち込まれようとしているものが、どうのような性質のものかを判断するのを妨害しようとしたと判断される場合」に、最大4時間拘束し尋問を行ったり、ビザを取り消す場合があると説明した。

これまでは、申請者が虚偽または誤解を招くような申告をした場合や、バイオセキュリティー担当官からの質問に応じることを拒否した場合、ビザが取り消される可能性があった。今年9月には、意図的に隠したり誤った表示のコンテナに品物を入れた場合の罰則を大幅に強化したが、今回の改正はこれに続くものとなっている。

さらに、改正によってバイオセキュリティー担当官に対し、空路や海路でオーストラリアへ到着する人について、パスポートやその他の渡航書類にアクセスできる権限が与えられる。

連邦政府のワット農業相は、700億ドル規模の国内の農業輸出セクターを守るため、バイオセキュリティー違反に対する罰則を強化したと説明した。

 

ソース:news.com.au-Australia brings in tighter rules for visitors

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