【VIC4日】 オーストラリアの若者の間で、ナチュラルワインの人気が高まっている。ナチュラルワインは通常、小規模の独立系生産者によって生産され、使用するブドウの品種も様々だ。発酵の過程で酵母や添加物、亜硫酸塩をほとんど使用しないことなどが特徴で、コクが深く濃厚で重みや渋みのあるフルボディのワインと異なり、飲みやすさも人気を集める理由となっている。
国内アルコール販売大手エンデバー・グループでワイン部門を統括するシェドン氏は、「ナチュラルワインはこれまで市場のごく一部だったが、現在は幅広い種類が揃う、確立された部門に成長した」と話した。
オーストラリア産のナチュラルワインは、海外でも人気が加速しており、昨年、カナダのケベック州酒類公社は17億ドル以上のナチュラルワインおよびオーガニックワインを販売した。売上高は年間15%の伸びとなった。
同公社のレイル会計マネージャーは、「私たちは昔ながらの非常にパワフルで重みのあるワインに少し飽きてしまったようだ」と述べ、オーストラリアのワイン業界の多様性やイノベーション技術を特徴づけるナチュラルワインに高い関心が集まっていると説明した。
ソース:abc.net.au-Natural local wines an organic success story, from Australia to Canada and Nordic nations