【QLD3日】 新型コロナウィルスの感染対策として、店員と客との接触を最小限に抑えるための新しい常識が物議を醸しており、全国的に主流となったレストランの「問題のある」トレンドに、オージーたちが抗議の結束を固めている。
QRコード注文は、パンデミックから生まれた最良のものという声もあるが、消費者を利用するための道具に成り下がったという見方も多い。レストランでの注文がQRコードになってきていることに対して、国内では何千人も人たちが、店員が注文を受けたり、カウンターで注文したりする代わりに、QRコードを使用するように求められることに「うんざりしている」との声をあげている。
その中の1人が、サンシャインコーストにあるレストランに行った時の経験が大きな反響を呼んでいる。男性は「サニーコーストのレストランでメニューを頼んだら、メニューはドアにしかなく、テーブルにはQRコードのメニューしかなかった。Meanduというアプリのもので、支払い画面にいくと会場費6.5%と支払い手数料 2%と、チップの追加を要求される。問題解決のためのテクノロジーが、実際には悪化させ、不便な産物となっている」と述べた。また別の人は「個人情報の入力を要求されるのも嫌だ。あと、高齢者や機械に詳しくない人には胡散臭い方法。個人からデータを入手するための手段」とも言っている。
一方、QRコードでの注文が好きだという意見もあり「コミュニケーションを取るのが苦手なので、こっちの方が楽。追加料金やチップを要求されるのは嫌だけど」「わざわざ次のビールを注文するときに席を立たなくていいから楽」などの声もある。
消費者保護団体のConsumer Championのアダム・グレザー氏は「チップはサービスが良かった場合に支払う任意的なもの。接客スタッフがサービスを提供したのでなければ、チップを要求すべきではない」と主張している。また、「オーストラリアの接客係の賃金は、チップに頼る米国よりもずっと高い。国内のビジネスがアメリカナイズしようとしているように見えるが、サービスが提供される前にチップを要求する正当性はない」とも述べた。
ソース: news.com.au – Aussies fume over being asked to use QR codes at restaurants