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オプタスのネットワーク停止 全国で大規模影響

【ACT8日】   8日未明、通信大手オプタスのネットワークが全国で停止した。正確な理由は明らかにされていないが、サイバー攻撃でなくネットワークのアップデートに不具合が生じたと考えられる。

8日午前4時(豪東部標準時)、全国でオプタスのネットワークが停止し、個人顧客1,000万人超、さらに40万を超える事業に影響が出た。ソフトウェアのアップデートの多くが午前2~4時に起こることから、アップデート時に不具合が生じたと考えられる。

この影響で8日朝はメルボルンの電車ネットワークにも遅れが生じ、国内各地で病院やかかりつけ医(GP)、電話線にも影響が及んだ。

午後になって回線は少しずつ復旧してきていが、同社はソーシャルメディアのXで、「ネットワークの完全復旧にはさらに数時間かかる」「まだ携帯電話から緊急電話(000)にかけられない顧客もいる」と認めた。

ローランズ・コミュニケーション相は「オプタスは回線復旧に向けて取り組んでいるが、復旧の目安を明らかにしていない。顧客に状況を逐次伝える必要がある」と批判した。

オプタスのケリー・バイエル・ロスマリンCEOは8日午後、2GBラジオを通して謝罪するとともに、影響を受けた顧客数百万人に補償を行う意思も明らかにした。

グリーンズ(緑の党)のヤング上院議員はロスマリン・コミュニケーション相を批判し、今回の不具合に関する審問を緊急に求める意向を示した。

ソース: news.com.au – Optus outage caused by ‘fault’, no indication of cyber attack says Communications Minister Michelle Rowland

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