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SA州教員が昇給求めスト 170校超で休校

【SA9日】  SA州で9日、オーストラリア教職員組合(AEU)に加盟する教員が給与の引き上げを求めストライキを実施し、州内で170校以上が休校となった。AEUは契約の初年度に8.6%、翌年から5.5%の引き上げを求めている。

一方、SA州政府は初年度は4%、次年度はから3%、2.5%とする賃上げ案を提示した。AEUはこれを「前回より悪いとは言わないまでも、前回と同じだ」と不満を示した。政府は今年9月に3年間で3%との案を提示していた。

AEUは政府の提案を受け臨時集会の実施を決定。アデレードの教育省前で午前11時30分(オーストラリア中部標準時)に開始した。SA州では10月中旬から11月17日まで12年生を対象とした南オーストラリア州修了資格(SACE)試験が実施されている。

AEUは声明を発表し、「9月にストライキに踏み切って以降、政府との交渉を続けており今回の提案はその話し合いが反映されると期待していた」とし、「このような侮辱的な態度に失望している」と述べた。

一方、SA州のボイヤー教育相はABCの取材に応じ、9日のストライキが実施されると予想していなかったと説明。「我々は期限を守って改善されたオファーを提示した」と主張した。また、組合が約束を守っていればストライキは実施されなかったと話した。今後は法廷で争われる見通しだ。

 

ソース:news.com.au-‘Disappointing’: Teacher strikes shut down more than 170 SA schools during year 12 exams

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