【California11日】 長い間、人生における究極の関係は恋愛関係だと女性は言われてきたが、今の時代、それが完全に変わりつつある。
古い諺にあるdon’t put all your eggs into one basket(1つのことに全てを賭けるな)と言われるように、女性たちは、恋愛関係と比較して、友人関係をこれまで以上に重視することで、まさにそれを実践していると言える。
50歳以上の女性のコミュニティ形成を支援するConnected Womenの新調査によると、18歳以上の女性の81%が、友人関係を恋愛関係と同じくらい重要視していることが明らかになった。これはカリフォルニア大学ロサンゼルス校の調査でも裏付けられた統計で、10歳から24歳の青少年の半数以上が、映画やテレビでプラトニックな関係をもっと描いてほしいと望んでいることが明らかになっている。
Connected Womenの専属心理学者であるジャッキー・マニング氏は、「この統計は驚く結果ではない」とし「人間は部族的な 「動物 」であり、人生を豊かにするために人を必要とする。伝統的な家族単位が過去数十年の間に変化し、社会的に期待される生き方ではなく、自分が望む生き方をする選択肢が増えたことで、友人関係はこれまで以上に大きな意味を持つようになった」と述べ、年齢を重ねるにつれて、価値観や優先順位、人間関係で必要とするものが変わりつつある」と分析した。
また、全てのニーズを満たすために恋愛相手が必要という文化的規範に反して、友人関係から感情的なニーズを満たすことは悪いことではないことも補足している。同氏は「テクノロジーの助けを借りて、友人を作る新しい方法がある。あらゆる年代の女性を対象に、同じ志を持つ女性同士を結びつけることを目的としたオンライン・プラットフォームがどんどん登場している」とし、「この統計から、ロマンチックなつながりだけが私たちの幸せの全てではなく、そういったパートナーがいなくても充実した人生が送ることができるということが言える」と語った。
ソース: news.com.au – Women are placing importance on friendship than ever