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コロナ感染増でマスク再導入案 医師らが反対

【QLD16日】  新型コロナウイルスの第8波の拡大を受けて、QLD州の医師グループがマスク着用義務の再導入を求めたことについて、感染症医師で微生物学者のピーター・コリニョン教授が反対の態度を示している。

オーストラリア医師会QLD支部のボルトン会長は公共の場でのマスク着用を奨励。QLD州の主席医務官に対し「再び悲惨なクリスマス」を繰り返さないよう市民に指導を行うよう要請していた。

これを受け、コリニョン教授はX(旧ツイッター)で「もし感染拡大のリスクが高まっているのなら、懸念を示しマスクを着用すればいいが、義務とすべきではない」と述べた。また、現在の第8波はすでに感染者が減少しつつあり、クリスマスまでには低い水準となるだろうと予想し、クリスマスの状況が「悪く」なるとは考えていないと述べた。

さらに、連邦政府の前副主席医務官だったニック・コーツワース医師は、社会的距離や移動の制限など他の対策と併用した場合にのみ効果を発揮するとして、「(マスク着用に)戻ることもなければ、戻る必要もない」と述べた。

一方、マスク着用義務の復活を支持する声もある。シドニーの元副市長のケリン・フェルプス教授はXに、「COVIDは空気感染し、N95マスクは感染リスクを低減する」とコメントした。

感染者数は11月10日の時点でQLD州で749人、NSW州で1,637人、VIC州で1,393人となっている。

 

ソース:news.com.au-‘No point’: Backlash over push to bring back masks

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