【NSW17日】 シドニー郊外のビーチサイドで高級住宅街のワトソンズ・ベイでは、駐車場をめぐる法廷論争が続いていたが、同市議会は住民に与えられていた路上での専用駐車権を廃止させざるを得なくなった。
CBDから北西約11kmにあるワトソンズ・ベイの路上では、過去50年にわたり住民専用の駐車場が許可証保持者のために確保されてきたが、NSW運輸省は、ウラーラ市議会に対して専用権利は違反とし、規則の変更を命じた。
これに対し同市議会は、半年間の試験的試みとして、約70ヶ所の住民専用駐車スポットを15分間ビジターも利用できるようにすることを妥協案としているが、運輸局はこの提案を「ビーチに行きたい人にとって15分という制限時間は非現実的で不合理」だと反対している。
ワトソンズ・ベイには1000台近い駐車場があり、そのうちの約70台は許可証専用だった。地元住民はこの変更命令に憤慨しており、自分たちの家は文化財に指定されており、私道や車庫を増設できないため、専用駐車スペースが必要だと主張している。住民のアンドリューさんは「晴れた日には駐車場を探す人の列ができるので、自分の車を郊外に停めなければいけない」と語った。
ソース: news.com.au – Big change to exclusive Sydney suburb as ‘residents only’ parking scrapped